これが俺の見たかったお祭り映画や!!(ただしお祭りの規模は町内会の商店街規模) 映画『アントマン』ショート感想

作品概要

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2015/アメリカ 上映時間:117分 G
原題:Ant-Man
配給:ディズニー
監督:ペイトン・リード
出演:ポール・ラッド、エバンジェリン・リリー、コリー・ストール

<あらすじ>
仕事もクビになり、養育費が払えないため最愛の娘にも会えないスコット・ラング。
そんな崖っぷちのスコットに、謎の男ハンク・ピムから意外な仕事のオファーが届く。
それは、体長わずか1.5センチになることができる特殊スーツを着用し、「アントマン」になるというものだった。
選択の余地がないスコットは渋々ながらもアントマンとなり、人生をやり直すための戦いに乗り出す。

感想

81 100点満点 scored by ultimate-ezアントマン

今年は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の公開も控えているってことで、未見だった『アントマン』をようやく観ました。
ちょっと不安もありつつの鑑賞だったんですが…最高でしたね!

まず、なんで不安だったのかっていう話なんですが、僕はアベンジャーズ関連の映画を全部網羅できてるわけじゃなくて、基本的にはただの『アイアンマン』好き。
1作目の『アイアンマン』の予告編でアイアンスーツを装着装置の映像を見た瞬間に僕の心の中の”男子”細胞が活性化!「俺はこの映像が見たかったんじゃい!」とアイアンマンファンになりました。
その時点ではアメコミのアイアンマンの存在すら知らなかった。
そこからも基本的にはアイアンマンを軸にMCUの映画を見続けているので、「キャプテン・アメリカ」とか「ソー」とか、その辺のサブキャラ(すみません)の映画は網羅できていません。
そんな感じで昨年は『エイジ・オブ・ウルトロン』を観たんですが、個人的にはめちゃくちゃ微妙でした。
もちろん、かっこいいシーンはいっぱいあったし、嫌いな映画というわけではないんですけど、なんでしょう、「これは俺が見たかったアベンジャーズじゃない!」っていう感覚がすごくて。。
僕がみたいアベンジャーズっていうのはやはり第1作目の『アベンジャーズ』とか、『アイアンマン3』とか、ああいうのなんですよ。
物語がみたいというよりお祭りが見たいんです。
なんなら2時間全部戦闘シーンでいいんですよ!
そんな僕にとってシリアス路線・リアリティー路線を思わせる『エイジ・オブ・ウルトロン』のノリはかなり不満で。。。

<参考:映画『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』ネタバレ感想 | ultimate-ez.com

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で、今作『アントマン』ですが、これもまた完全にサブキャラ映画(すみません。。)の雰囲気がビンビンに出ていました。
アベンジャーズシリーズにおける次のマイルストーン作品と思われる『シビル・ウォー』に向けての”フリ”の映画っぽいな、と。
そして予告編を見る限り『シビル・ウォー』って完全にシリアス路線・リアリティー路線の映画じゃないですか。
だから、『アントマン』もそうなのかなぁ、と。
“俺が見たいアベンジャーズ”ではないパターンのやつなのかなぁ、と。
そう思っていたんですが、、、これ、俺が見たかったやつやーーー!!

いいですね。最高にバカバカしい!
“お祭り”と呼ぶにはキャラが弱い気もしますが、“商店街のお祭り”規模のアベンジャーズとしては大満足です。
冷静に”能力比較”をすると、アントマンの”能力”は間違いなくアイアンマンより強くてもおかしくないんですけど、変身前の”どこにでもいる感”のちょうどよい身近さに親近感がわきます。
“登場人物が小さくなる”という表現は何度も映像化されているため表現としての目新しさはないんですが、ヴィランとの最終バトルが子供部屋というのもまた、『アントマン』身近に感じるための良い設定になっていますね。
なんでしょう、アベンジャーズってやっぱり超人揃いなんで、こういう親近感がわくキャラが出てくると安心します。
そして、”子供を持つ親の心理”という身近な理由で共感や感動ができるのも今までにはないアベンジャーズのキャラクター。
強さや能力じゃなく、共感力でキャラ立ちしてるって新しい!

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というわけで基本的に”商店街レベル”で最高だった『アントマン』ですが、一つ不満というか、次回への期待が。
アントマン、あれ、でかくなれるよね!
超テクノロジーによってサイズを自在に変更できるという”能力”ですが、基本的には元のサイズより大きくなれないのかと思っていたら、アリやトーマスは超でかくなってました。
もちろん、でっかくしたのはアントマンスーツではなく武器の方ですが基本的に同じテクノロジーを応用しているはずなので、問題なく巨大化できるはず!
まあ、もはや”アントマン”ではなく”ジャイアントマン”なんですが、まさかの商店街のおやじがサノスとがっぷり四つなんてアツいじゃないですか!
予告編を見る限り『シビルウォー』にそのノリは期待できませんが、やるんでしょ?
『インフィニティ・ガントレット』やるんでしょ?というわけで、巨大化するアントマンにも期待したいところです!

あと、この映画を「いい映画だった」と思わせてくれる無視できない要因の一つが、主人公の友達(というか相棒)。
インド人んっぽい風貌と、会話シーンの軽快さと、ITを駆使したハンドメイド感のある作戦の遂行が、僕が大好きな映画『きっとうまくいく』を思い出させるんです。
なんでしょう、あいつのあの何をやらせても重くならない雰囲気と、異常なまでの有能っぷり、大好きです。
ああいうまわりに”幸せ”しか感じさせないオーラをまとった人って好きだなぁ。

というわけで、基本的にアベンジャーズシリーズでよかった映画の感想って「最高だった!アツかった!血が滾った!」的になることが多いですが、「最高だった!楽しかった!心地よかった!」という感想になる新しいアベンジャーズ映画でした。
アベンジャーズって結局は「悟空とルフィーが戦ったらどっちが強いの?」くらいのアホな設定なので、あまりシリアス路線に行かず本作のようなノリで続いて欲しいなーと思います。
『シビル・ウォー』はどうなるかなー。