BRUTUS 6/1号の「子育て映画特集」が面白かったので、僕にとっての子育てに効いた映画も。

BRUTUS (ブルータス) 2014年 6/1号 [雑誌]

子どもが生まれ、父になって1年7ヶ月。
普段の生活の中でのあらゆる選択や決断の中にも「子ども」の存在が思いっきり影響しているし、子どもと一緒の家族の生活をより楽しく、よりステキにするためにはどうしたらいいのかな〜なんてことを考えがち。
「子育て」がテーマの書籍や雑誌も衝動買いすることがよくあるわけで。
まさに「親と子」という特集を組んでいるBRUTUSの最新号も思わず買ってしまいました。

写真家やミュージシャン、スタイリストにモデルといったBRUTUSっぽいオシャレな有名人の方々の子育てルール総合格闘家の宇野薫さん、お笑い芸人の土田晃之さん、宇宙飛行士の山崎直子さんなど、BRUTUS的には変化球な方のルールも掲載されてます。をメインに、いろんな人の「こう育てている。」「こう育てられた。」というエピソードを揃えたこの特集。
まさに子育て真っ最中の自分としては、どの企画も読み応えがあって満足の一冊なんですが、その中でも一番グッと来たのはBook in Bookの別冊として綴じ込まれている「子育て映画特集」。
特集タイトルは「子育ての悩みは、すべて映画が解決してくれる。」で、“子育てしている映画好き”の僕にはまさにドンピシャの企画です!!

「寝坊ばかりで起きない」「勉強しない」「好き嫌いが多い」「集団の輪に入れない」「子どもが恋をした」「子どもが何かに躓いた」「我慢ができない」
などなど。
これからリアルにぶつかりそうな悩みに対し、“効く映画”が3本づつ選定されています。
映画を紹介してくれる映画ライターの方々も、みなさん子育て映画ライターということで、参考になる生の声が反映されているんじゃないかと思います。
(うちの子はまだ1歳7ヶ月で、挙げられている悩みは正直まだちょっと早い。なので「超さんこうになったよ!」とまでは断言できないのです。はい。)

事実、僕自身も子どもが出来る前と後では映画を見る“姿勢“が変わったところがありまして。
「“親”として、“父”としてどう考えるべきか」という視点は確実に増えています。

そこで、「“親”として、“父”として」の目線でグッと来た映画を自分なりに考えてみました。
「お悩み解決!」ではなく個人的に「グッと来る!」が選定基準だし、BRUTUSの特集内容と比べると“何者でもない映画好き”の意見に過ぎないんですが、何かご参考になれば幸いです!

というわけで、僕にとっての“子育てに効いた映画“10本!

  1. トイ・ストーリー3
  2. これはもう、シンプルに僕のオールタイム・ベスト映画。何回、何十回観ても、同じ所で同じテンションで泣いてる映画です。
    「一番好きな映画を、いつか子どもと観たい。」
    そういう感覚が出てきたこと自体が、自分の中に「“親”として、“父”としての目線」が芽生えたことを意識するキッカケになりました。
    かなり先の話ですが、いつか子どもが巣立つ時に家族一緒にこの映画を観ることができたらいいなぁ。

  3. モンスターズ・インク
  4. モンスターズ・インクの主人公サリーって「子どもが出来て戸惑う父親」がモチーフなんだそうです。
    10ヶ月かけてお腹の中で子どもを育んだ母親と違い、妊娠〜出産の期間に男が父親になった実感を抱くことはなかなか難しく。
    「気がつけば父親の自覚も無いまま出産を向かえて親になっていた」という感覚は、まさに作中で慌てふためくサリーの姿。
    父親になって見返してみると、本当に共感ポイントが多い映画です!
    ピクサー映画と言えば、もっとダイレクトに父と子の姿を描いた『ファインディング・ニモ』や『ミスター・インクレディブル』も良いし、男の子だったら『カーズ』も一緒に観たい!
    何だかんだでピクサーやディズニーの映画は寓意に飛んでいて感銘を受けるポイントが多いので、結局は全部観たいですね!

  5. きっと、うまくいく
  6. ネタバレ感想記事の中にも書いたんですが、子どもが生まれる前にこの映画を観ることができたのは本当に幸運でした。
    世の中そんなにうまくいかないことが多いけれど、子どもに対しては「好きなことをやってごらん。きっと、うまくいく。」と言いたいな、と思える映画で。
    「子どもの可能性と未来を、心から信じられる親になりたい」と思える映画でした!
    今回のBRUTUSの特集内でも取り上げられていましたが、“子どもの未来を潰す親”にならないように、必見の映画だと思います。

  7. そして父になる
  8. 映画自体にはもろもろ思うところがあったんですが、発見や学びがホントに多い映画でした。
    作中に出てくる二組の夫婦は非常に両極端で、どちらにも良いところ悪いところがあって。
    「自分がどういう父親になりたいのか?」という点について、深く考えさせられました。
    まあ、そこに関しては未だに答えは出てなくて、ずっと迷いながら成長を繰り返して「父親」になっていくしかないんでしょう。きっと。

  9. デタッチメント 優しい無関心
  10. 「教育は学校に任せておけばいいでしょ!」という考え方が、教育現場を、そして子どもをどれだけ擦り減らせていくのかを描いた作品。
    日本ではかなり限定的な公開でしたが、映画としても傑作です!

    これから先子どもを育てていくうえで避けて通れないのが“教育”。
    仕事でもなんでも“効率化”“合理化”を追い求めがちですが、子育てに対して“合理的”な考え方を持つことの危険性を嫌というほど考えさせられます。

    と同時に、「今自分が誰かと家族を作って、子どもが生まれて、、、という“つながり”の中にいること」の奇跡に震える一作。
    誰かとつながることはめんどくさくて、自分だけで生きていくほうが楽なんだけど、子どもを作って「社会」の一因になることを選んだのは自分なわけで。
    その意味を今一度考える意味でも、魂に響く映画だと思います。

  11. 籠の中の乙女
  12. 「子育てに正解はない」とはよく言われる言葉ですが、明らかな「間違い」はある!
    間違った方法の子育ての末にたどりつく境地が描かれた本作は、そのことを痛烈に突きつけてきます。

    とはいえ、じゃあ「正解」は何なのかといえばやっぱりそれはわからないわけで。
    この作品をどう解釈すべきか、この作品から何を学ぶべきか、そして実際に子どもをどう育てていくべきか。
    観た人それぞれに違うことを思いそうな映画だと思います。

    常日頃「子どもを自由に育てたい」とは思っているんですが、安易に自由を与えたが故の悲劇も描かれている作品で。
    答えは無いんだけど、考え続けることにきっと意味があるんだろうなぁ。。

  13. おおかみこどもの雨と雪
  14. 「子どもには自由に生きて欲しいし、望む道を歩いて欲しい」
    そうは思っていても、例えば子どもが下した決断が自分の望んだ未来と全然違っていた時、それでもなお子どもの夢を尊重して「元気でいて!」という言葉で送り出すことは本当にスゴい。

    子どもの夢を応援するにも、親なりの覚悟ってもんが必要なんだな〜ってことを考えさせられました。
    自分にその“覚悟”が出来るのかあんまり自信はないけれど、それでも「そうありたい」と思うことができただけでも、十分な収穫だったと思います。

  15. 灼熱の魂
  16. 劇薬注意です。
    一人の女性の人生を追体験していく物語はいろいろありますが、ここまでヘビーな作品はなかなか無いかも。
    見終わった後にズッシリと残る後味がかなりキツい映画で、合わない人は徹底的に合わない作品だと思います。
    それでも、“母の愛”が暴力の連鎖や復讐の連鎖を終わらせていく奇跡に深い感動を覚える作品です。

    “父”が不在の映画ではあるので男としては客観的になってしまう作品でもありますが、母の愛、そして「人間」の素晴らしさに痺れる作品で。
    映画としての完成度の点でも非常にオススメの一作です!

  17. 少年は残酷な弓を射る
  18. “子供を育てる”ということが、そのまま“加害者を育てる”ことにもなりかねない恐怖、最愛の息子が“悪魔”なのかもしれないっていう「可能性」を突きつけてくるキッツい映画。
    これもまた劇薬注意ですね。
    子どもが加害者となった時、育て方が悪かったのか、そもそも子どもが”忌み子”だったのか。
    どう考えるべきなのかはよくわからないんですが、それでも全てを超越してくる”母性”に対し深い敬意を覚える映画です。
    あんまり変なことにはならず健全に育ってほしいな〜というのが本音ではあるんですが、、、たとえどんなことがあっても、子どもに対し愛を注ぎ続けたいと、そんなことを考えさせられる映画でした。

  19. トガニ 幼き瞳の告発
  20. 劇薬続きですが、これもまた劇薬注意な映画。とにかく重くてキッツい映画です。
    韓国の聴覚障害者の学校で生徒の少年少女らに対し校長や教員による性的暴行が日常化していたという「トガニ事件」を描いた映画です。

    基本的に胸糞が悪くなる映画で、「父と子」というテーマの映画ではないんですが、作中で主人公が言う「この子がひどい目に遭った時 僕はそこにいた。でも、何もできなかった。今この手を放したら、ソルにとっていい父親になる自信がない」と、正義を貫く姿に“父“としてグッときます!
    何よりも優先して我が子を守ることを考えたいし、息子を守ることになるんならなんだってやってやろうと思っていますが、その背中を息子が見ているんだってことを思わせてくれる映画でした。

    他にも、韓国映画で“親子”と言えば超ド級の劇薬『オールド・ボーイ』や、子どもを信じることの是非を突きつけてくる『母なる証明』など、どっかり来る映画が多数あります。
    韓国産のものを推しにくい時流があるので、あんまりオススメ!と言いまくれないんですけども。。

というわけで、これが僕なりの「子育て映画特集」
ちょっとエグめの劇薬映画が多いところに自分の性格の悪さを感じつつ、それでも「響いたんだからしょうがないじゃない!」という開き直りとともに公開させていただきます!!

他にも、「いや、むしろコレを観ろ!」というオススメがありましたら、ぜひ教えて下さい!観ます!!

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