映画通ぶってカッコつけたいので大きな声では言えないけど、この映画100点です! 映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』ネタバレ感想

ハングオーバー! [DVD]

僕が映画を観る上で参考にしている書籍『死ぬまでに観たい映画1001本』から、『ハングオーバー』を観ました。

感想はアップしていなかったものの、僕は以前すでにこの映画を観ていて、今回2回目の鑑賞となったわけですが、まあやっぱり何回見ても超おもしろい映画です!
ただまあ、なんと言いますか、『死ぬまでに観たい映画1001本』のこれまでのラインナップって割と“お固めの映画”が多かったんですが、超ド級に“下品”なこういう映画もしっかりとカバーしていることが一番の驚き!
まあ、日本未発売の「2012年版」の書籍ではリストから外されてはいるんですが、1年だけでも掲載されていることになかなかの意外性があります。

“この手の映画”であっても面白くありさえすればちゃんと拾って掲載する『死ぬまでに観たい映画1001本』。
「あの映画が載っていないなんて!」と不満に思うこともたまにありますが、やっぱりなかなか信頼の置ける映画本です!

作品概要

2009/アメリカ 上映時間:100分 R15+
原題:The Hangover
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:トッド・フィリップス
出演:ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキス

<あらすじ>
結婚式を間近に控えたダグは、悪友2人と新婦の弟を連れ、独身最後の夜を満喫するためラスベガスへと向かう。翌日、酒やギャンブルでバカ騒ぎをした4人はひどい二日酔いで目覚め、前夜の記憶はすっぽりと抜けていた。さらにホテルの部屋にダグの姿はなく、代わりに1匹の虎と乳児がいた……。

感想

80 100点満点 scored by ultimate-ezハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

というわけで、『ハングオーバー』の感想です。

まあ僕もこのブログを更新していく中で、フランス映画からベルギー映画・ギリシャ映画などにも精通した感じをかもし出してかっこつけたいという都合上、80点という点数をつけてしまったわけですが、“かっこつけ心理”を全て取っ払って素直な気持ちを言うと、この映画100点ですよ。100点

100点ってことはつまり“完璧”ってことで、この映画の何が良いかといえば全部が良いし、個人的に一番好きなシーンは“エンドロール”だったりするんですが、エピソードとして痺れたのが、歯科医のスチュのエピソード。
スチュは本作の登場人物の中では比較的良識派というか、まだまともなタイプとして描かれてはいるものの、恋人に重要な問題を抱えておりまして。
スチュの恋人メリッサは、“束縛”というよりもむしろ“管理”がキツいタイプといいますか。
お金の出入りから時間の使い方、友達づきあいにまでいちいち口を出してきてスチュのことを完全支配しようとしてくるタイプ。
それでいて自分は行きづりの男と浮気しちゃうような、まあどう考えても“クソみたいな女”なんですよ。
にもかかわらず、メリッサの思想に染まってるスチュは、そんなクソみたいな女と「そろそろ結婚したい」なんて思っているし、浮気の件も「中出しされてないからセーフ」なんてことを言っちゃう始末。。。

友人のイケメンチャラ男のフィル(本作の公開時にはまだそこまで有名ではなかったんですが演じるのはブラッドリー・クーパー。そりゃあもうカッコいい!!)が「あんな女やめとけ」と説得するも聞く耳を持たない状況なわけです。

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ここでちょっと話が逸れますが、本作の魅力を一言で言えば「仲の良い男が4人集まればこんなに楽しいぜ!!」っていうのを描いているところ。
そして、「仲の良いが4人集まれば、こんなに楽しいのよ!!」を描いた映画の代表にセックス・アンド・ザ・シティっていう映画がありまして。
まあ、言うなれば『ハングオーバー』と『セックス・アンド・ザ・シティ』って、男女の違いそのものを濃縮して抽出した“対”になる作品みたいなもの。
男って集まったら下ネタ満載のバカ話をするのが一番楽しいし、女はああいう『セックス・アンド・ザ・シティ』みたいなのがきっと一番楽しいわけですよ。
もちろん全員がそうではないにしても、最大公約数的には。

で、話を戻しますが、スチュって『セックス・アンド・ザ・シティ』に出てくる男みたいなヤツなんですよ。
まあ、僕も真剣に『セックス・アンド・ザ・シティ』を見たことはないので“印象”でしかないんですが、彼氏がいても性的に奔放な女性が最終的には真面目で堅実な医者(安定した高給取り)の彼氏とくっつくみたいな展開があるんでしょ、どうせ。
「君を僕だけのものにしたいんだ。もう離さないぞ!」みたいなこと言って。

スチュはルックス的には今ひとつ『セックス・アンド・ザ・シティ』では無いんですが、まさに“ビッチでワガママな彼女を最終的に包み込む堅実で高給取りの男”という『セックス・アンド・ザ・シティ』っぽい男として存在しているんですよ、序盤は。

それが、もろもろの事件を経て(もろもろの内容に関しては、『ハングオーバー』シリーズの予告編でも観ておけば説明の必要もないくらいの話だと思うので、今日の感想記事では割愛させていただきます。まあ、酔っ払って二日酔いで目覚めたらひっちゃかめっちゃかになってるってだけの話です。)、自分がいかに“クソみたいな女”に無駄な時間を使っていたのかってことに気がついたスチュは、映画のエンディングでメリッサに「お前みたいな“クソみたいな女”とはやってられないわい!」ってことをガツンと告げるんですよ。

これがもう、超スカッとしちゃいましてね。

まさに『セックス・アンド・ザ・シティ』というクソみたいなファンタジー(男目線)を、「やかましいわい!」とぶっ潰した瞬間で、この展開にものすごく歓喜してしまいました。

まあ、スチュが生き方を変えた一番のきっかけは、酔っ払っている途中で知り合ったポールダンサーとの出会い。
その子ってのが、酔っ払ったノリで結婚しちゃったものの、どうやら向こうはスチュに対してまんざらでもない感情を持っていて。
かつ「ポールダンサー」というビッチっぽい職業に就いている割には、なにやら“健気”っぽい雰囲気を持っているというボインの美女!
『セックス・アンド・ザ・シティ』という女を喜ばせるクソみたいなファンタジーが裸足で逃げ出すほどの、男が考える超ご都合主義のファンタジーの象徴とも言うべき女の子で。
まあ、どう贔屓目に見ても男を喜ばせるクソみたいなファンタジーとしか言いようが無いんですけどね。

でもまあ、僕も男ですから。

そりゃあ、「女を喜ばせるクソみたいなファンタジー」をクソみたいだな!と思いながら、「男を喜ばせるクソみたいなファンタジー」にはメロメロ〜っとやられちゃっても別に恥ずかしくもなけりゃ、なんの矛盾も感じませんよ!!

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というわけで、我ながら勢いでちょっとひどい文章を書いてしまったな〜とは思いつつも、こういうことが言えちゃうくらい精神的に「真っ裸」になれる映画なのが、この『ハングオーバー』。
映画の方も、下品に「真っ裸」で騒ぎ倒すような映画だったので、純粋にそのノリに乗っかってしまいました。

スチュのエピソード以外にも、アランの一挙手一投足は全部面白いし(ちなみに僕は子どもが生まれる前にこの映画を観て、アランが使っている抱っこ紐に何故か憧れてしまい、同じ抱っこ紐(ビョルン)を購入してしまいました。無論、超満足のいく買い物でした!)、マイク・タイソンとの絡みも超おもしろいし、とにかく一瞬も飽きることが無い映画で。
さらに、オチとして用意されている“記憶がなくなるほど酔っ払った夜に撮った写真”を使ったエンドロールがまた秀逸で。
自分で前歯を抜くスチュとか、おばちゃんとエロいことはじめちゃうアランとか、絵的な面白さももちろんのことなんですが、「ここまでのことはしてないにしろ、学生の頃とかこういうバカやったよなぁ」という、ただただ楽しかった時代の記憶が喚起される映像で。
なんだかすげー幸せな気持ちになってしまいました。
(ああいうバカ騒ぎってやるのは超楽しいもんですが、最近のニュースを観ていると、自分が学生の頃にTwitterが無くてよかったってのは、マジで思います。)

というわけで、あんまり作品の内容に触れていない今日の感想文ですが、まあ、一言「楽しかった」以外必要のない映画なのが本作『ハングオーバー』。
ここまで感想を読んでもらえていたとしたらわかってもらえるかもしれませんが“女性ウケ”はほとんどない映画だと思うし、下ネタが苦手という人であれば、ただただ苦痛の作品かもしれません。
それでも、大人になってもなお「ウンコチンチン」に大笑いできる“少年”を心に飼っている人であれば、これほど楽しめる映画はそうそうないぞ!と、全力でオススメしておきます。

ちなみに、今まさに続々編にあたる『ハングオーバー3』が公開中。
続編の『2』は、正直“失速感”を感じて『1』ほど楽しめなかった(もちろん、大筋は『1』と“まったく同じ”なので楽しいことは楽しいんですが)んですが、『3』はどうなんだろう。
うーん。もう公開している映画館はもうあんまり無さそうですが、改めて『1』を見直したせいか、すげー観たくなってしまう今日この頃なのでした。

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