【徹底検証】アシェット・コレクションズ・ジャパンの『世界の貨幣コレクション』は現代の錬金術なのか!!

前もって書いておきますが、今日のブログの内容はいつもに増して、クソしょうもない内容になっておりますので、前もって謝っておきます。
んあ〜、メンゴメンゴ。

とつぜんですが、最近「アシェット・コレクションズ・ジャパン」という会社のCMを目にする機会が多いような気がします。
特に気になるのは、その中でも『世界の貨幣コレクション』。

こういう「分冊雑誌」って、デアゴスティーニという会社の商品が有名で、『週間○○を作ろう』みたいな雑誌が定期的に書店に並んではは消え、並んでは消えしていることにお気づきの方も多いと思います。
「創刊号だけ安いけど、2号以降は値段が高い」「全部でいったいいくらかかるのかわかない」なんていうイメージを抱きがちで、「あれを最後まで集めてる奴は本当にいるのか?」と思う人も少なくないでしょう。

ま、「アレを最後まで集めてる奴」に関しては、ここにいるんですけどね。

デスティニー最終章|『e視点』―いともたやすく行われるえげつない書評―
旧ブログへのリンクですが、僕は『週間フェラーリグランツーリズモ』を全部集めたことがあるんです!

ちなみに、上記の『週間フェラーリグランツーリズモ』の場合は、「全65巻」「製作期間、1年3ヶ月」「総額、115,450円」という感じで、「そんな価値があったのか?」と聞かれたら、「あ、あ、あ、あったわ!他人になんと思われようと俺にとってはそのくらいの価値があったわ!」と、まるで自分に言い聞かせるような言葉を吐くと思います。

そんな「デアゴスティーニでやっちまったエピソード」は置いといて、この手の雑誌のマーケティングのうまいところは「創刊号」を広告費として使っているところなんだと思います。
僕が買った『週間フェラーリグランツーリズモ』もそうでしたが、創刊号の付録は明らかに値段以上の価値があって、ヘタしたら原価割れしているんじゃないかと思うほど。
ざっくり計算すると、この手の分冊雑誌は「1巻を買った人の2〜3%くらいが最後まで買い続ければ、儲けが出る」くらいの価格設定にしているはずなので、創刊号を売りまくって<1巻を買った人>の母数をでかくすることが大事。
しかも、それを書店の店頭でやってしまうことで、「お?この本売れてんのか?」とつられて買う人も増えるという作戦なんでしょう。

この効果を考えれば、「創刊号が原価割れの価格だったとしても、それを売りまくることが最終的には儲けにつながる」わけで、創刊号での損失は「広告費」と同じ扱いと考えることもできるわけです。
そして、この手の分冊雑誌が定期的に販売され続けているということは、このマーケティングは概ね正しいってことなんでしょう。

そこで、ふと思います。

「分冊雑誌の創刊号は<原価割れ>をしている可能性が高い。
⇛「最近発売された『世界の貨幣コレクション』の付録は「貨幣」だ。
⇛『世界の貨幣コレクション』の原価とは、付録となる「貨幣」の価格だ。
⇛<原価割れ>している場合、「付録の「貨幣」の価値」>「雑誌の定価」となる。

つまり、創刊号を買い漁って付録の貨幣を両替すれば・・・
これはまさに、現代の錬金術!!!

というわけで早速調べてみると、創刊号の付録はこの2つ!
100クルゼイロ紙幣[ブラジル]
20パイサ硬貨 [インド]

それでは、この貨幣の価値を調べてみましょう。
まずは、100クルゼイロ紙幣。
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「クルゼイロ」は、現在のブラジルの通貨単位「レアル」になる前の古い通貨単位。
ということで、そもそも日本では両替することすら難しそうです。
うーむ。。。
ちなみにブラジルでは、デノミ(通貨単位の切り替え。インフレの際に金額の表示が大きくなりすぎるといろいろ支障が出るので、単位ごとゴッソリと変更すること)の度に貨幣の名称を変えてきたらしく「クルゼイロ」⇛「新クルゼイロ」⇛「クルゼイロ」⇛「クルザード」⇛「新クルザード」⇛「クルゼイロ」⇛「クルゼイロ・レアル」⇛「レアル」と、もはや「れんぞくま」をくらっているような気分です。
しかも、デノミの度にちょくちょく「クルゼイロ」が登場するため、付録の「100クルゼイロ紙幣」がどのクルゼイロなのかもよくわかりません。

いやー、普段はなかなか実感ありませんが、こういうのを見ると「円=安定した通貨」っていうのもわかる気がしますよ。

ちなみに、「クルゼイロ⇛新クルゼイロ」「クルゼイロ⇛クルザード」「クルザード⇛新クルザード」「クルゼイロ⇛クルザード・レアル」へのデノミ率は1/1000。「クルゼイロ・レアル⇛レアル」のデノミ率は1/2750。それ以外は名称のみの変更だったようです。
つまり、付録の「クルゼイロ」が一番最近の「クルゼイロ」だったと仮定すると、100クルゼイロは0.000036レアル
逆に、一番古い「クルゼイロ」だったと仮定すると、0.000000000000036レアル

そして、現在(2013年1月27日)の通貨レートは、1ブラジルレアル = 44.8276458 円
つまり、100クルゼイロを日本円に換算すると、、、よくて0.0016円!
下手すりゃ、0.0000000000016円!

いやいや、こんなもん印刷代やら紙代考えると、紙幣として原価割れしとるわい!!

・・・。
思わぬ結果に取り乱してしまいましたが、まあ、付録はこれだけじゃないですからね。
続いて、20パイサの方を見てみます。これはインドのお金ですからね!
最近乗りに乗ってる新興国・インドですから期待できるんじゃないスかね!
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さて、円じゃなく六角形ってところが衝撃的な20パイサ硬貨。「クルゼイロ」と違い、「パイサ」はインドの現行通貨です。
インドの通貨といえば「ルピー」のイメージがありますが、「パイサ」は「ルピー」の補助単位ということで、「100パイサ=1ルピー」
つまり、付録の「20パイサ」は「0.2ルピー」ってことになります。

それでは早速、円ルピーの通貨レートを見てみると、、、1インドルピー = 1.69196469 円
つまり、付録の20パイサ硬貨の貨幣価値は、、、0.34円!
つまり、『世界の貨幣コレクション』創刊号(190円)付録の貨幣価値は、、、総額0.3416円!!!

どこが現代の錬金術やねん!!!!100冊くらい買ってやろうかと思ってたのに!!!

「現代の錬金術」という表現は僕が勝手に言い出したことではあるんですが、あまりの貨幣価値の低さにクラクラしてしまいます。
まあ、付録の価値だけではなく冊子の方も考慮すると、190円が破格なのは間違いないんですけどね。

というわけで、「錬金術でお金持ち」の夢は辛くも敗れ、超どうでもいい駄文を書き連ねる結果となってしまいました。
まあ、それでも『世界の貨幣』がなんだかおもしろそうだぞ、っていう発見があったのも事実でして。
インドの現行紙幣のルピーは「7種類ある紙幣の肖像画が全部ガンジー」とか、トリビアとして超おいしいネタです!紙幣が並んでるさまを見ていると、ジワジワくるものがあります。)

良くも悪くも現代社会は「お金」が世の中を回している時代で、その象徴であり、その価値に実体がない不思議な物体である「貨幣」
国としての意志だったり、特徴が凝縮されているデザイン面でのおもしろさも含めて、『世界の貨幣コレクション』に一気に興味が湧いてしまったのでした。
ま、実際に集めたりはしないんですけどね。

というわけで、特にステマとかそういうんじゃないんですが、まあ、興味ある人は買ってみたらいいじゃない!

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