ちょっとだけ前置き
まさに「ようやく!」と言っていいでしょう。
アメリカでの発売から数年。「もうすぐ出るらしい」という噂が流れてから1年以上。公式に「近日発売」とアナウンスされてからでさえ数ヶ月。
個人的には「iPhone」の日本発売よりも遥かに待ち望んでいた「Kindle」が、ついに日本でも発売された。
同じように待ちかねていた人はかなり多数いたようで、今Amazonで注文しても発送は年始になるみたいなんだけど、「人柱」になる覚悟で予約受付開始日の当日に予約したおかげか、本日無事に「Kindle」が届いた。
ちなみに、Kindleには「Kindle Fire HD」「Kindle Fire」「Kindle Paperwhite 3G」「Kindle Paperwhite」という4モデルがあるんだけど、僕が注文したモデルは「Kindle Paperwhite」という一番安いモデル。
画面が液晶の「Kindle Fire」「Kindle Fire HD」はiPhoneとiPadを持っている身としてはあんまり必要ないので、選択肢は液晶ではなくE-ink画面の2モデル。
「3G」の有無でちょっとだけ悩んだけど、iPhone5でテザリングもできるし、「3Gなしの方が5000円も安いんなら、その5000円で本が10冊近く買えるな〜」というケチくさい考えから、最安モデルを購入するに至った。
(ちなみに3Gモデルの回線使用料はAmazon負担。といいつつ、実質は本の値段に乗っかってるってことなので、「とことんまで元を取りたい!!」って人は3Gモデルの方が元は取れると考えることもできます。まあ、決して得するわけでもないですが。)
というわけで、割りと貧乏臭いことをゴニョゴニョと考えたりもしながら、すんなりと購入するモデルを決定。
あとはひたすら今日を待ち焦がれていたわけです。
Kindle Paperwhite 開封の儀
というわけで、ようやく手にした「Kindle Paperwhite」。
まずは厳かな気持ちで開封します。
いつものAmazonダンボールから取り出すと、小さくてシンプルな箱。この辺りは「今風」のパッケージデザインです。
長方体ではなく、一部が斜めになった変形ボックス。その斜めの部分に開封のための切り込みが。
ちなみに、バーコードがAmazon仕様なのがかわいい!!
切り口からペリペリと開封して・・・
パカッと開ければ・・・
中身はこんな感じ。
Kindle本体に、USBケーブル。説明書的な冊子が2冊。非常にシンプルな作りで、無駄がなく洗練されています。
ちなみにこの説明書。わりとページ数があるように見えるけれど、それは1冊で複数の言語に対応しているってだけ。
日本語の部分だけを見ると、実はどちらも見開きの2ページだけしかありません。説明もシンプル!!
さて、それではいよいよ本体をじっくり見てみましょう。
「画面には起動方法が書かれたフィルムが書かれていて・・・」と思いきや、これがすでにE-inkの画面!!
画面の切替時にしか電気を使わないというE-ink(電子インク)の特性を利用して、画面を表示させた状態で梱包されていたというわけです。
液晶画面と違い、そこに印刷されているようにしか見えないE-inkの画面の美しさ。
噂には聞いていたけれど、これはちょっと衝撃的です。
背面・側面も非常にシンプル。側面下部にUSBの差込口と電源ボタンがあるだけで、あとは何もなし。
電子機器と言えば「付いていて当たり前」と無自覚に認識していたイヤフォンジャックやスピーカーすらないのが超新鮮。本当にミニマルなデバイスです
Kindle Paperwhite 起動の儀
それでは、早速画面の支持にしたがって電源ボタンを押してみましょう。
ボタンを押すとすぐに画面が「Kindle」のテーマに。これはE-inkの特徴なんだけど、画面が切り替わるときに白黒反転で画面がチカチカするのがちょっとだけ気になるところ。
使用する言語を設定して・・・
1,2分待つと、初期設定がスタート。
これも画面の支持に従ってステップ・バイ・ステップで進めていきます。
まずはWi-fi設定。
この辺りも、iPhoneなんかでwi-fi設定をしたことがある人であれば、ほとんど迷うところはないと思います。
次はソーシャル連携。個人的にはあまり使い道を見出だせない機能ではありますが、とりあえず連携。
という感じで設定を終えると、、、なんと自動でAmazonアカウントが設定され、購入済みの書籍のダウンロードも即座に完了してしまいます。
Amazonアカウントとひも付けされた状態で出荷されているから、ってことなんでしょうが、これは感動的!
デバイスもコンテンツもインフラも全てを持っているAmazonならではのサービスで、こればっかりは他社がなかなか真似できない仕組みでしょう。
こんなお手軽さ、ちょっとこれまで体験したことがありません。
すげぇ!!「未来」だ!!
そして、実際の読書画面はこんな感じ。
<小説>
<漫画>
画面の右半分と左半分をタッチするとそれぞれページの送りと戻り。
画面の上部をタッチすると、メニューが表示され、ストアへのアクセスや、もろもろの設定ができます。
また、単語の上で長押しすると辞書機能が使え、アンダーラインを引くことができます。
(アンダーラインを引いた文章はまとめられ、「マイクリッピング」という本の形で本棚に並びます。)
ページめくりの操作は直感的ではあるものの、メニューへのアクセスや長押しの操作の部分については「ちょっと慣れが必要かな〜」という印象。
まあ、基本的には「本をめくる」という操作が直感的であれば、読書デバイスとしては大きな問題はないんじゃないでしょうか。
というわけで、Kindleでの読書はどんな感じかっていうと、、、
まだ、今のところはなんともよくわかりません。
iPhoneやiPadの電子書籍に比べると遥かに「紙の本」に近いのは間違いないけれど、やはりページめくりの時に画面がチカチカするところには違和感があるし、ちょっとした操作の時に不慣れさゆえのぎこちなさを覚えるのも事実です。
すぐに慣れる程度の違和感なのかもしれないし、「やっぱり紙じゃなきゃダメだ!」という結論に達するのかもしれない。
というわけで、使用感については、しばらく使ってみてから判断したいと思います。
まずは「新しいもの好きの人柱」として、通勤電車の中でドヤ顔での読書を堪能したいと思うのでした。
おまけ
上述したようにE-inkは表示している間は電気を使わないのが特徴なので「電源を切る」という操作が不要で、そのまま放置しておいても電池はほとんど減りません。
でもまあ、あまりおおっぴらに見せたくない画面だってあるわけで。
そんなニーズに答えるためなのか、電源ボタンを押すと「待受画面」的な画面を表示させる機能があります。
その待受画面はなんだかよくわからない画像で、やたら大量に用意されているんですが、それがどれも「いまいちイケてない」画像で・・・。
ダサいとまでは言わないけれど。。。
「微妙」という言葉は、こういう時に使うんだな〜・・・。
コメントを残す