おいおい「これが映画だ。」だと!!うん、最高じゃないか!。映画『アベンジャーズ』ネタバレ感想

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前半はやや退屈さを感じる時間もあったけど、いざコトがおこってしまったら後は鳥肌立ちまくり!

公開前は「日本よ、これが映画だ。」っていうキャッチコピーが賛否両論で話題になっていたけれど、いやいや、「これが映画。」だっていうんなら、、、素晴らしいぞ、映画!

作品概要

2012/アメリカ 上映時間:144分 G
配給:ディズニー
監督:ジョス・ウェドン
出演:ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エバンス、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、スカーレット・ヨハンソン

<あらすじ>
自ら開発したパワードスーツをまとったアイアンマンとして戦う、億万長者で天才発明家のトニー・スターク、70年間の眠りから覚めた伝説の戦士キャプテン・アメリカ、神の王の息子で神々の国アスガルドから追放されたソー、怒りにより巨人ハルクに変身する科学者ブルース・バナー、女スパイのブラック・ウィドウ、エリートエージェントで弓の達人ホークアイは、人類史上最大の敵の襲来に備えた「アベンジャーズ」として召集される。それぞれの戦いで心に傷を負っていた彼らは、チームとして戦うことを拒むが……。

感想

88 100点満点 scored by ultimate-ezアベンジャーズ

というわけで、公開からかなり時間は経ったけど、観てきましたよ『アベンジャーズ』。
本作は言うまでもなく「アメコミヒーロー全員集合!」の映画なんだけど、「実は、ちゃんと見たことあるのは『アイアンマン』と『ハルク』くらいで、しかも『ハルク』に至ってはあんまり好きじゃないんだよな〜。」という迷いがあったんだけど、予告編のあまりのかっこよさと、友人の絶賛ぶりに、「うん。やっぱり見よう!」と決断。
いやいや、我ながら良い決断をしたもんだ。

なんてったって、この映画、超かっこいいんですよ!!!
先日の『プロメテウス』の感想に引き続き、バカ丸出しの感想になりますが、ご了承ください。)

僕は、30歳という“いい年”ながら、いまだに『スーパー戦隊』(日曜朝7:30から放送している5人組の、○○レンジャー的なやつ)が大好きなんだけど、あれの何が魅力かというと「チームで戦う」ってところに尽きる。
それぞれの持ち味を活かして、欠点をカバーし合いながら戦う姿に、グッときてしまうのだ。
そんな「チームもの」の映画として、本作『アベンジャーズ』は最高!
このチーム感。「完璧」と言っちゃっていいんじゃないでしょうか

主役級の「アイアンマン」、「キャプテン・アメリカ」、「ソー」がかっこいいのはもちろんなんだけど、「ブラック・ウィドウ」や「ホークアイ」や「フューリー」もメチャメチャかっこいい。
それどころか、ヒーローではなくS.H.I.E.L.D.のエージェントにすぎないフィルにまで、超かっこいい見せ場が用意されているのが「チームもの」的に素敵すぎる。
個別作品では全然かっこいいと思ったことがなかった「ハルク」も、キレキレの大暴れっぷりがたまらなくって、痺れまくり。
実際、本作で一番“おいしいポジション”にいたのは、間違いなくハルクだったし。

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さらに、それぞれの特徴を活かしたコンビネーションも絶妙。
ここでは、「ハルク」と「キャプテン・アメリカ」が絡むシーンが全部かっこいい。
「キャプテン・アメリカ」がみんなに事細かに指示を出した後、ハルクにだけは「ハルク!スマッシュ(暴れろ)!」と言うだけで(ここで字幕にちゃんと「スマッシュ」という言葉を残してくれるあたりも、作品愛があって素敵!)
一本指を立てた「キャプテン・アメリカ」と「ハルク」がニヤリと目配せをしてから、ハルク大暴れ!!の展開がもう、なんでしょう、超かっこいいんですけど!!
よ〜〜く見ると、「ハルク」も「キャプテン・アメリカ」も、見た目はだっさいはずなんだけど、こんなだっさい二人が強烈にかっこいいんです!

そして何より、すったもんだの末、橋の上にアベンジャーズが全員集合して、外向きの円陣を組むシーンがまた、超かっこよくて。
なんなんでしょう、この無敵感。
話の構造や、そもそも敵が全然ぱっとしないところから、「アベンジャーズ側が絶対に勝つ話」なのはわかりきっているとはいえ、全員が一堂に会したときに明らかに“化学反応”が起こっているのが感じられて、絶対的な勝利を確信してしまう、というこの感じ。たまりません。

冒頭からの1時間をあえて単調にして、ちょっと退屈さすら感じさせておいて・・・
「フィルの死」→「仲間の死を無駄にしないために、破綻していたアベンジャーズが再生(特に、フィルのことを嫌っている風だたのに、怒りに燃えちゃうトニー・スターク!!)」→「ロキに襲われる中、最新型のパワードスーツ(マークⅦ)を起動。空中で『アイアンマン』に変身」→「アベンジャーズ集結!!!」
という、この流れ!テンションの跳躍が生む高揚感!
「仲間の死を糧に、ステージを一つ上げる」って、王道中の王道な展開ではありますが、それをこのキャスト、この映像クオリティでやるってのは、まさに「ど真ん中どストレートの超豪速球」。
これは、文句なしにカッコイイっすよ!!!

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というわけで、基本的に「文句なし」の映画だったわけですが、2012年夏のアメコミ映画といえば、『ダークナイト・ライジング』が本命。『アベンジャーズ』が次点っていうのが、僕の個人的な期待値だった。
で、両作品を見終わった感想としてどうだったかというと、僕の中では『アベンジャーズ』の圧勝
細かいところが気になっていまいち物語にノレなかった『ダークナイト・ライジング』に対し、『アベンジャーズ』は最後までノリノリで観ることができた。
(「最後まで」っていうのは、本当に「最後」まで。エンドロール後の“アレ”、最高でした!!)

この違いがどこにあったのかというと、それは両作品の“リアリティーライン”の違いにあるんだと思う。
考えてみると、『ダークナイト・ライジング』も『アベンジャーズ』も、シナリオの“突っ込みどころ”は同じように存在している。
例えば、『ダークナイト・ライジング』のシナリオで僕が許せなかったことの一つが「核」の扱い方だったんだけど、『アベンジャーズ』でも「核爆弾を積んだと思しき戦闘機に向かって、フューリーがロケット・ランチャーをぶっ放す」という、「核」を思いっきり甘く見たシーンがあった。
それでも、『アベンジャーズ』ではそこが気に障らなかったのは、『アベンジャーズ』という話が、いい意味で荒唐無稽に描かれているからなんだと思う。

一方の『ダークナイト・ライジング』は、『バットマン・ビギンズ』の頃から「もし、バットマンからファンタジー要素を無くしたら」というコンセプトで、「リアル世界にいるバットマン」を作ろうとした三部作の三作目。
そんな三部作についての僕の正直な気持ちを言うと、1勝2敗(贔屓目に見ても1勝1敗1分)という三部作だったかなーと思うわけです。

三作を通して、「リアル」であるが故に細かいプロットの穴が目立ってしまっていたし、“1勝”の『ダークナイト』があれほど面白かった理由だって、何だかんだ言って「ジョーカー」という鮮烈なキャラクターがいたから。
で、「ジョーカー」っていうのは、あの三部作の本来の世界観の枠の外にいる存在。つまりは、コンセプトとして排除していたはずの、「アメコミらしいファンタジックな怪物(あちらの宗教観で言えば“悪魔”)」だったわけで。

結局のところ『ダークナイト』での1勝だって、ぶっ飛んでて、細かいところを気にしないでよくて、プロットの穴を気にすることなく、どっぷりと堪能できからこその“勝ち”だと思うんです。

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そういう意味で、終始ぶっ飛んでいて、ひたすら派手で、荒唐無稽な世界を、見事に映像化したのが『アベンジャーズ』だったということなんです。
だからこそ、もちろん細かいところを気にせず、全身全霊でどっぷりと堪能することができたわけで。
でも、だからといって、「ありえない!」「話が大味すぎる!」とまでは思わせないギリギリのラインは守っていて、「ただドカ盛りしました。」という適当な話ではないわけで。
このバランスは、奇跡的としか言いようがないのでした。

ファンの多いアメコミ映画。しかも全員集合の『アベンジャーズ』。
「がっかりさせない」という命題を果たすことすら難しそうなこの映画で、ここまで“期待以上”のものをみせてくれるとは!!
これを「完璧」と言わずして、何をそう呼べばいいんだろう。

というわけで、『アベンジャーズ』は奇跡的で完璧な映画でした。
いやー、「これが、映画」か。映画、サイコーー!!!

余談

『プロメテウス』『アベンジャーズ』と続けて、「エンドロールの後に“何か”がある映画」に当たったんだけど、どちらの作品も半数以上の人がエンドロールの途中で席を立っちゃってました。
僕の経験から、エンドロール後に何か演出を入れてる作品って、最近の映画だとそれほど珍しいことではないと思うんだけど。。。
『プロメテウス』にしろ、『アベンジャーズ』にしろ、それなりに映画を観ている人が好む映画だと思ってたんだけど、意外に「普段ほとんど映画を見ない人」が来ていたのだろうか。

両作品ともに、“アレ”を観てないなんて、、、もったいない。。。

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